カメムシの卵を網戸で見つけた時の対策を徹底解説

カメムシの卵を網戸で見つけた時の対策を徹底解説

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網戸に小さな卵が並んでいるのを見つけたら、潰さずにテープで貼り取って、袋に入れて捨てるのが基本です。カメムシの卵は1週間ほどで孵化するため、見つけた日に取り除くと後の手間が減ります。

悩見有造
悩見有造

網戸に白っぽい卵がきれいに並んでいます。これはカメムシの卵でしょうか?どうやって取ればいいですか?

編集長
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14個前後や28個前後がすき間なく並んでいれば、カメムシの卵塊と考えて対処します。色だけでは種類を決められないので、潰さずにテープで取り、迷うときは写真を撮って自治体の害虫相談に見てもらうと安心です。

📌 この記事のポイント

● カメムシは卵を「卵塊」でまとめて産む。クサギカメムシは28個、チャバネアオカメムシは14個が目安(高知県)

● 産卵期は春~夏。クサギカメムシは5月~8月頃に産卵し、卵は1週間ほどで孵化する(アース製薬)

● 取り方は「潰さない・テープで貼り取る・袋に入れて捨てる」。掃除機は使わない

● 秋(9~11月)は産卵期ではなく、成虫が越冬のため家に入ってくる時期。2~3mmの隙間をふさぐ

カメムシの卵を網戸で見つけた時の対策と知っておきたい基礎知識

カメムシの卵を網戸で見つけた時の対策と知っておきたい基礎知識

編集長
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最初に、取り方と見分け方を確認します。自治体やメーカーの公式ページで確認できたことと、確認できなかったことを分けて書いています。

網戸についたカメムシの卵はどうやって取り除く?

網戸の卵は、潰さないようにテープを軽く当てて貼り取り、テープごと袋に入れて捨てます。堺市は成虫について「潰さないようにガムテープや紙を利用して、そっと捕獲する」方法を案内しており、卵も同じ考え方で取れます。

● 1.使い捨ての手袋をする

● 2.卵の上からテープを軽く当て、ゆっくりはがす(こすらない)

● 3.テープを内側に折りたたみ、袋に入れて口をしばる

● 4.お住まいの自治体の分別に従ってごみに出す

● 5.卵があった場所を水拭きする

卵の取り方を直接説明した公的なページは見当たらなかったため、上の手順は成虫の捕獲方法をもとにした、家にある物でできるやり方です。庭木や鉢植えの葉に産みつけられている場合は、メーカーのフマキラーが「なるべく早く葉っぱを取り除く」方法を案内しています。

網戸の内側に卵を産むことはある?

網戸の室内側に産むかどうかを調べた公的な資料は、確認できませんでした。ただしカメムシは2~3mmの隙間があれば屋内に入るため、室内側で成虫や卵を見つけることは起こり得ます。

もうひとつの経路が洗濯物です。アース製薬は、洗濯物を取り込むときに「カメムシの卵が洗濯物に産み付けられていないか」をチェックするよう呼びかけています。

室内側で見つけた場合も、取り方は屋外と同じです。あわせて、網戸のゆがみやサッシの隙間がないかを確認し、隙間テープでふさいでください。

カメムシの卵はどこに産むことが多い?

カメムシの卵はどこに産むことが多い?

カメムシが卵を産む場所は、基本的にエサになる草木です。京都市は「カメムシは特定の草木を好み、そこで繁殖する」と説明し、よくカメムシがつく植物があれば除草して繁殖を防ぐよう勧めています。

場所 公式ページで確認できた内容
草木・庭木・家庭菜園特定の草木を好み、そこで繁殖する(京都市)。卵のついた葉は早めに取り除く(フマキラー)
スギ・ヒノキ、空き地の草スギやヒノキを好み、その場所で卵も産む。草が生え放題の空き地も繁殖場になる(フマキラー)
洗濯物卵が産み付けられていないか、取り込むときにチェックする(アース製薬)
網戸・窓・外壁成虫が集まる場所として自治体・メーカーが対策を案内。産卵場所としての説明は確認できず

網戸に卵がついた家では、近くにカメムシの好む草木がないかも合わせて見てください。網戸だけを掃除しても、近くで繁殖していれば同じことが繰り返されます。

家の中でカメムシの卵を見つけた場合の注意点

家の中で卵を見つけたら、掃除機で吸わず、テープで貼り取って袋に入れて捨てます。フマキラーは、カメムシに掃除機を使うと吸われた際ににおいを出し、排気でにおいが部屋中に広がると注意しています。

卵があったということは、成虫が入った経路があるか、洗濯物と一緒に持ち込んだかのどちらかです。窓・網戸・換気扇口の隙間を確認し、洗濯物は取り込む前に裏側まで見る習慣をつけてください。

● 網戸や窓の隙間(2~3mmで侵入する)を隙間テープでふさぐ

● 洗濯物は取り込む前に、成虫と卵がついていないか確認する

● 夜の照明は必要最小限にする(堺市が案内)

黒いカメムシの卵を見つけた時に考えられる状態

黒い粒がカメムシの卵かどうかは、色だけでは判断できません。卵の色が種類や時間の経過でどう変わるかを説明した公的なページは確認できなかったため、この記事では「黒い卵=孵化直前」などの断定はしていません。

確認できた事実がひとつあります。高知県の資料によると、チャバネアオカメムシのふ化幼虫と2齢幼虫は黒色~暗褐色です。

卵のそばで黒く小さな虫が動いている場合は、ふ化した幼虫と考えて、卵と同じようにテープで取り除きます。動かない黒い粒で、数や並び方もはっきりしない場合は、写真を撮って自治体の害虫相談窓口に問い合わせてください。

網戸につくカメムシの卵の見た目や特徴画像

カメムシの卵の一番の特徴は、決まった数がひとかたまり(卵塊)で並ぶことです。高知県の病害虫資料では、クサギカメムシは28個、チャバネアオカメムシは14個、ツヤアオカメムシは14個または28個の卵塊で産むとされています。

見た目 考えられるもの 根拠
14個前後・28個前後の粒がひとかたまりで並ぶカメムシ類の卵塊高知県 病害虫・生理障害台帳
毛でおおわれた茶色のかたまりマイマイガ(蛾)の卵塊。1つに100~300個フマキラー公式
上のどちらにも当てはまらない色や形だけでは判断できない写真を撮って自治体の害虫相談へ

白・茶色・緑色といった卵の色と種類の対応を示した公的なページは、確認できませんでした。実物の写真は、京都大学が公開しているクサギカメムシの卵塊の研究発表(森林総合研究所との共同研究)で見られます。

マイマイガの卵塊は、細かい毛や鱗粉でかぶれることがあります。茶色い毛のかたまりだった場合は、手袋・マスク・ゴーグルをして取り除くようフマキラーが案内しています。

カメムシの卵を網戸で防ぐ対策と駆除方法・予防に役立つポイント

カメムシの卵を網戸で防ぐ対策と駆除方法・予防に役立つポイント

編集長
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ここからは、安全な取り方の手順、殺虫剤の使い方、卵がつきやすい季節、放置してはいけない理由、洗濯物とベランダの予防を順番に見ていきます。

安全に駆除する方法と手順

安全に取るコツは、「潰さない・こすらない・吸わない」の3つです。成虫は刺激を受けると強いにおいを出すため、卵のそばに成虫や幼虫がいる場合も、たたいたり払ったりせずに作業します。

用意する物 使い方
ガムテープ・養生テープ卵に軽く当ててはがす。成虫の捕獲にも使える(堺市)
使い捨て手袋卵や虫に直接さわらないため
ポリ袋テープごと入れて口をしばる
ぞうきん取ったあとの水拭き用

高い場所の網戸は、無理に身を乗り出さず、届かない場合は網戸を外して室内で作業してください。取り終わったら、ほかの網戸・窓枠・ベランダの手すりにも同じような粒がないかを一緒に確認します。

殺虫剤は使っても大丈夫?種類と注意点

殺虫剤は使えますが、市販のカメムシ用殺虫剤は成虫の駆除と寄り付き防止のための製品です。今回確認したメーカーの公式ページには、卵への効果についての記載はありませんでした。

卵はテープで取り除き、殺虫剤は「成虫を寄せつけないため」に使う、と役割を分けるのが確実です。堺市は、殺虫剤の多くにピレスロイド系の成分が入っていて、窓の周辺や換気扇口に使うと忌避剤にもなると説明しています。

種類 使いどころ 根拠・注意
ピレスロイド系のカメムシ用スプレー成虫の駆除。窓周辺・サッシ枠・換気扇口に使うと寄り付き防止にもなる堺市・京都市
網戸・窓ガラスに使えるカメムシ用スプレー集まった成虫の駆除と、あらかじめスプレーしておく予防フマキラー「カダン カメムシバリア」の説明では予防効果はおよそ3ヵ月(雨の当たらない場所。期間は環境で変わる)
ハッカ油・ミント虫よけの補助フマキラー「完全という訳ではないですが、ある程度の虫よけ効果は期待できます」

使う前に、製品ラベルの使用場所と使用上の注意を必ず読んでください。洗濯物・食器・ペットにかからないようにし、室内で使ったあとは換気をします。

卵を産む時間帯と発生しやすい季節

卵を産む時間帯と発生しやすい季節

卵が産みつけられやすい季節は、春から夏(クサギカメムシは5月~8月頃)です。産卵する時間帯については、公的な資料やメーカーの公式ページで確認できませんでした。

時期 カメムシの動き 家でやること
3~5月越冬を終えた成虫が活動を始める網戸・サッシの隙間を点検する
5~8月交尾・産卵。卵は1週間ほどで孵化し、その後1ヵ月ほどで成虫になる網戸・洗濯物・庭木の卵をチェックする
9~11月越冬場所を求めて移動し、家に入ってくる隙間をふさぐ。10~11月は室内干し(堺市)
12~2月成虫のまま冬眠(越冬)する屋内に入った成虫を見つけたら潰さずに捕獲

秋は家の中や網戸でカメムシを見かけやすい季節ですが、これは産卵ではなく越冬のための移動です。表の時期はアース製薬の公式ページ(クサギカメムシ・25℃の場合)をもとにしており、種類や地域で前後します。

網戸で孵化する?放置してはいけない理由

網戸についた卵も、放置すれば1週間ほど(フマキラーの説明では1~2週間)で孵化します。「あとで取ろう」と数日置くと、取り除く前に幼虫が出てしまいます。

カメムシの卵は、ひとかたまりがほぼ同時に孵ります。京都大学と森林総合研究所の研究で、クサギカメムシは卵塊のひとつの卵が割れた振動を合図に、まわりの卵が一斉に孵化することが確認されています。

卵塊ひとつで14個や28個の幼虫が同時に出てくるため、数が少ないうちに取り除くのが楽です。見つけたその日に、テープで貼り取って捨ててください。

洗濯物やベランダでできるカメムシの卵対策

洗濯物の対策は、取り込む前に成虫と卵がついていないかを確認することです。フマキラーは、白い服は色が反射しやすく、ほかの色よりカメムシがつきやすいと説明しています。

● 取り込む前に、表・裏・縫い目を見る(アース製薬・フマキラー)

● 10~11月は外干しをやめて室内干しにする(堺市)

● 網戸や窓の隙間を隙間テープでふさぐ(堺市・京都市)

● 夜の照明を必要最小限にし、防虫用ランプに替える(堺市・京都市)

● ベランダや庭の、カメムシがよくつく草木を手入れする(京都市)

京都市は「卵を産みつける草木がなければカメムシが繁殖することはありません」と説明しています。ベランダの鉢植えにカメムシがよくつく場合は、葉の裏の卵を定期的に確認し、ついた葉を取り除いてください。

▶ 関連記事:ハッカ油の虫除けの作り方をエタノールなしで行う方法を徹底解説

まとめ:カメムシの卵を網戸で対策するための重要ポイント

網戸の卵は、潰さずにテープで貼り取り、袋に入れて捨てるのが基本です。卵は1週間ほどで孵化するため、見つけた日に片づけてください。

卵がつきやすいのは春~夏で、秋は成虫が越冬のために入ってくる時期です。季節に合わせて、春夏は卵のチェック、秋は隙間ふさぎと室内干しに力を入れると無駄がありません。

📝 この記事のまとめ

● 14個前後・28個前後がすき間なく並ぶ粒はカメムシの卵塊。色だけでは種類を決められない

● 取り方は「潰さない・こすらない・吸わない」。テープで貼り取り、袋に入れて捨てる

● 産卵期は春~夏(クサギカメムシは5~8月頃)。卵は1週間ほどで一斉に孵化する

● 殺虫剤は成虫の駆除と寄り付き防止用。予防は隙間ふさぎ・洗濯物のチェック・草木の手入れ