火葬費用のお金がないときは、葬儀社と契約する前に、市区町村の福祉事務所(生活保護の担当)へ相談してください。この記事は知恵袋の投稿を集めたものではなく、よくある疑問に公的機関と自治体の公式情報で答える形でまとめています。

親が亡くなったのに葬式代がありません。火葬費用が払えないときはどうすればいいですか?

葬儀社と契約する前に、お住まいの市区町村の福祉事務所へ相談してください。生活保護法の葬祭扶助のほか、国民健康保険の葬祭費(横浜市は5万円)や協会けんぽの埋葬料(5万円)、故人の預貯金の払戻し制度が使えます。
📌 この記事のポイント
● 最初の相談先は市区町村の福祉事務所。困窮して葬祭を行えない人には生活保護法の「葬祭扶助」がある
● 葬祭扶助の基準額は大人222,000円以内(1・2級地。厚生労働省の告示・令和8年4月1日以降)
● 国民健康保険の葬祭費は横浜市で5万円、協会けんぽの埋葬料は5万円。横浜市の葬祭費は火葬だけでも対象
● 故人の預貯金は「残高×1/3×法定相続分」(同じ金融機関で150万円まで)を相続人1人で払い戻せる
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やさしいお葬式の料金と資料請求を見る※ 生活保護の葬祭扶助を使う場合は、葬儀社と契約する前に福祉事務所へ相談してください。先に契約すると対象にならないことがあります。
※ 料金は資料請求による割引の適用後で、どちらも火葬場に払う火葬料金は含まれません(2026年10月15日に各社の公式サイトで確認)。
火葬費用のお金がない!知恵袋に多い悩みと基礎知識


知恵袋で多い疑問は「お金がなくても火葬できるのか」「いくらかかるのか」の2つです。法律と自治体の料金表で確認できる事実から整理します。
親の葬式代がないと知恵袋で相談される背景
親の葬式代がないという相談が多い背景には、葬儀の料金が事前に分かりにくいことがあります。国民生活センターには葬儀サービスの相談が2025年度に1,005件寄せられ、2023年度の886件から増えています。
同センターが公表している相談例は、ホームページに載っていた金額より高額になった、説明のないままオプションを付けられた、といった料金の内容です。見積もりの総額と内訳を書面で受け取ってから契約すると、後の食い違いを防げます。
親が死んだらまず考えるべきこと
最初に考えるのは、葬儀の規模ではなく「火葬までに必要な手続き」と「相談先」です。墓地、埋葬等に関する法律は、火葬には市町村長の許可が必要で、死亡後24時間を経過してからでなければ行えないと定めています。
| 順番 | やること | 窓口 |
|---|---|---|
| 1 | 費用が払えないことを相談する | 市区町村の福祉事務所(生活保護担当)。福祉事務所のない町村は町村役場 |
| 2 | 火葬の許可を受ける | 市区町村 |
| 3 | 火葬場の料金を確認する | 市区町村・火葬場 |
| 4 | 葬祭費・埋葬料を申請する | 国民健康保険・後期高齢者医療は市区町村、会社の健康保険は加入先 |
同法が定めているのは埋葬と火葬の手続きで、通夜や告別式についての規定はありません。費用が足りないときは、葬儀社と契約する前に1番の相談を済ませてください。
お金がない場合でも火葬はできる?

お金がない場合でも火葬はできます。生活保護法第18条の葬祭扶助は、困窮のため最低限度の生活を維持できない人に、検案・死体の運搬・火葬又は埋葬・納骨その他葬祭のために必要なものを支給する制度です。
厚生労働省は葬祭扶助の内容を「定められた範囲内で実費を支給」と案内しています。相談・申請の窓口は、住んでいる地域を所管する福祉事務所の生活保護担当です。
| 項目 | 葬祭扶助の内容 |
|---|---|
| 対象 | 困窮のため葬祭を行えない人(葬祭を行う人が申請する) |
| 支給される範囲 | 検案、死体の運搬、火葬又は埋葬、納骨その他葬祭のために必要なもの |
| 基準額の例 | 1・2級地:大人222,000円以内・小人177,600円以内/3級地:大人194,300円以内・小人155,400円以内(厚生労働省の告示・令和8年4月1日以降) |
| 相談先 | 福祉事務所。福祉事務所を設置していない町村は町村役場でも手続きできる |
基準額は年度と地域で変わるので、金額は相談先の福祉事務所で確認してください。火葬を行う人がいない、または分からないときは、死亡地の市町村長が行うと、墓地、埋葬等に関する法律第9条で決まっています。
火葬にかかる費用は?最低限必要な相場感
火葬料そのものは、公営の火葬場を住民が使う場合、横浜市12,000円・大阪市10,000円・東京都瑞江葬儀所59,600円です。3つとも自治体や指定管理者の公式ページに載っている金額で、住んでいる自治体の火葬場かどうかで大きく変わります。
| 火葬場 | 住民の火葬料 | 住民以外 |
|---|---|---|
| 横浜市営斎場(4斎場共通・10歳以上) | 12,000円 | 50,000円 |
| 大阪市立斎場(10歳以上) | 10,000円 | 60,000円 |
| 東京都瑞江葬儀所(7歳以上) | 59,600円(都民) | 71,520円 |
横浜市と大阪市では、住民以外の料金が住民の4~6倍です。棺・搬送・安置などは葬儀社ごとに金額が違い、公的な相場の統計は確認できなかったため、見積もりで確かめてください。
費用を抑えたい人が知っておくべき現実
費用を抑える現実的な方法は、「使える給付を全部申請する」「住民料金で使える公営の火葬場を選ぶ」の2つです。給付は申請しないと受け取れません。
| 制度 | 金額 | 申請先 | 期限 |
|---|---|---|---|
| 国民健康保険の葬祭費(横浜市・74歳以下の加入者) | 5万円 | 故人が住んでいた区の区役所保険年金課 | 葬祭を行ってから2年 |
| 後期高齢者医療の葬祭費(横浜市・神奈川県) | 5万円 | 同上 | 葬祭を行った日の翌日から2年 |
| 協会けんぽの埋葬料(被保険者が亡くなり、生計を維持されていた人が申請) | 5万円 | 加入している協会けんぽ支部 | 死亡日の翌日から2年 |
| 協会けんぽの埋葬費(埋葬料を申請できる人がいない場合に、埋葬を行った人が申請) | 5万円の範囲内で実費 | 同上 | 埋葬を行った日の翌日から2年 |
金額と窓口は自治体や加入先で違うので、表は横浜市と協会けんぽの例として見てください。申請には葬儀の領収書などが要るため、受け取りは火葬の後になります。
当日に払うお金が足りないときは、次の章の預貯金の払戻し制度か、福祉事務所への相談を使います。
火葬にお金を包む必要はある?誤解されがちな点
公営の火葬場では、職員にお金(心付け)を包む必要はありません。大阪市は市立斎場の案内に「施設利用にあたり、心付けは一切必要ありません」と明記しています。
火葬場に払うのは、料金表に載っている火葬料などの使用料です。僧侶へのお布施や香典返しは火葬場の料金とは別のもので、金額を定めた公的な基準は確認できませんでした。
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直葬・火葬式・1日葬の料金を公式サイトで比べる
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資料は葬儀の案内と分からない封筒で届き、相談ダイヤルは24時間365日対応です。
ソファミのプランと資料請求を見る※ 料金は資料請求による割引の適用後で、どちらも火葬場に払う火葬料金は含まれません(2026年10月15日に各社の公式サイトで確認)。
火葬費用のお金がない!知恵袋的な解決策と具体的手順


ここからは手順です。相談先・使える制度・当日の支払いに充てるお金の順に、公式情報で確認できたことだけを並べます。
火葬するのにお金がない場合はどうすればいい?
火葬するお金がない場合は、葬儀社と契約する前に福祉事務所へ相談します。生活保護は申請に基づいて始まる制度で(生活保護法第7条)、厚生労働省は相談・申請の窓口を福祉事務所の生活保護担当と案内しています。
● 亡くなった人の住所と、加入していた健康保険の種類を伝える
● 手元のお金と、故人の預貯金のおおよその額を伝える
● 葬儀社の見積書をもらっていれば持参する
上の3点は、相談を早く進めるために編集部がまとめた準備の例です。福祉事務所がない町村では、町村役場でも申請の手続きができます。
千葉県は、民生委員に相談してもよいと案内しています。
役所でできる支援とは
役所でできる支援は、葬祭扶助・葬祭費の支給・火葬場の住民料金の3つです。窓口が分かれているので、下の表で確認してください。
| 支援 | 内容 | 窓口 |
|---|---|---|
| 葬祭扶助(生活保護法) | 定められた範囲内で葬祭の実費を支給 | 福祉事務所 |
| 葬祭費(国民健康保険・後期高齢者医療) | 横浜市の場合5万円 | 保険年金の担当課 |
| 公営火葬場の住民料金 | 横浜市12,000円・大阪市10,000円 | 火葬場・担当課 |
葬祭扶助で支給されるのは基準額の範囲内の実費で、厚生労働省の告示では1・2級地の大人で222,000円以内です。対象になるかどうかは福祉事務所が判断します。
火葬代が払えない場合に使える公的制度

火葬代が払えない場合に使える公的制度には、葬祭扶助のほかに「遺産分割前の預貯金の払戻し制度」があります。相続人の1人が、他の相続人の同意なしに、故人の預貯金の一部を金融機関の窓口で払い戻せる制度です。
| 項目 | 内容(法務省・全国銀行協会) |
|---|---|
| 払い戻せる額 | 相続開始時の預貯金の額 × 1/3 × 払戻しを受ける相続人の法定相続分(口座ごとに計算) |
| 上限 | 同じ金融機関から150万円まで |
| 計算例 | 預金300万円・相続人が子2人の場合:300万円 × 1/3 × 1/2 = 50万円 |
| 注意点 | 払い戻した分は、その相続人が遺産の一部を取得したものとして扱われる |
必要書類と払戻しまでの日数は金融機関ごとに違うので、取引のある金融機関に確認してください。計算例は、法務省が示している計算式に編集部が数字を当てはめたものです。
東京都瑞江葬儀所のように、葬祭扶助の適用を受けると火葬料が600円(7歳以上)になる火葬場もあります。
直葬費用はいくら?お金がない人の現実的選択
直葬(通夜や告別式をせず火葬だけを行う形)の費用について、公的な相場の統計は確認できませんでした。金額の目安として使える公的な数字は、葬祭扶助の基準額です。
厚生労働省の告示では、1・2級地の大人で222,000円以内(令和8年4月1日以降)となっています。生活保護制度が最低限の葬祭の費用として認めている上限がこの水準なので、葬儀社の見積もりを比べるときの物差しになります。
見積もりでは、火葬料・棺・搬送・安置・骨つぼが含まれているか、追加料金がかかる条件は何かを書面で確認してください。
貯金がゼロでも葬式はあげられますか?
貯金がゼロでも、葬祭扶助の対象になれば火葬までを行えます。対象になるかどうかは福祉事務所が判断するため、自分で決めつけずに相談してください。
故人に預貯金があれば払戻し制度、故人が健康保険に入っていれば葬祭費・埋葬料が使えます。横浜市の葬祭費は、火葬だけを行った場合も支給の対象です。
お金を借りて葬儀費用をまかなう前に、この3つを順に確認すると負担を減らせます。
まとめ:火葬費用のお金がない!知恵袋で多い悩みと最終判断
火葬費用のお金がないときの最初の一歩は、葬儀社と契約する前に福祉事務所へ相談することです。葬祭扶助、葬祭費や埋葬料、預貯金の払戻し制度の3つを確認すれば、自己負担を小さくできます。
金額や条件は自治体と年度で変わるので、窓口で最新の内容を確かめてください。
📝 この記事のまとめ
● 火葬費用が払えないときは、葬儀社と契約する前に市区町村の福祉事務所へ相談する
● 葬祭扶助は検案・運搬・火葬・納骨などの実費を支給。基準額は1・2級地の大人で222,000円以内(厚生労働省の告示)
● 葬祭費(横浜市5万円)・埋葬料(協会けんぽ5万円)は申請が必要。横浜市の期限は葬祭から2年
● 故人の預貯金は残高×1/3×法定相続分(同じ金融機関で150万円まで)を払い戻せる。公営火葬場に心付けは不要
【PR】公的制度を確認したうえで、葬儀社を決める方へ
火葬だけの葬儀の料金(資料請求の割引後・税込)
やさしいお葬式:直葬 82,500円/火葬式 162,800円。ソファミ:直葬 86,900円/火葬式 174,900円。
どちらも火葬料金は別で、安置日数や搬送距離が決まった範囲を超えると追加費用がかかります。見積もりの内訳を見てから決めてください。
やさしいお葬式に資料請求する※ 生活保護の葬祭扶助を使う場合は、葬儀社と契約する前に福祉事務所へ相談してください。先に契約すると対象にならないことがあります。
※ 料金は資料請求による割引の適用後で、どちらも火葬場に払う火葬料金は含まれません(2026年10月15日に各社の公式サイトで確認)。



