膨張したバッテリーは、ヤマダデンキなど家電量販店の回収BOXには出せません。小型充電式電池の回収を行うJBRCが、膨張・破損・水濡れした電池を回収対象外としているためで、相談先はメーカーかお住まいの自治体です。

スマホやモバイルバッテリーが膨らんでしまいました。ヤマダ電機に持ち込めば処分してもらえますか?

JBRCは、膨張・破損・水濡れした電池を回収対象外としています。ヤマダデンキの公式サイトに膨張品の記載はありませんが、ケーズデンキとエディオンは回収できないと明記しているため、回収BOXには入れず、メーカーか自治体に相談してください。
📌 この記事のポイント
● JBRCの回収対象外: 解体された電池パック、破損電池、膨張や水濡れした電池など。相談先は「メーカーまたは自治体」
● ヤマダデンキ公式は、小型充電式蓄電池を「店内の回収BOX」へと案内。膨張した電池についての記載はない
● 自治体の例: 世田谷区は清掃事務所などの窓口へ直接持参(事前連絡は不要)、千代田区は清掃事務所へ連絡すると個別に回収
● 使用と充電をやめ、押したり分解したりしない。NITEは金属製の容器にふたをして保管する方法を紹介
膨張したバッテリー処分のヤマダ電機の対応と基礎知識


最初に、回収BOXに出せる電池と出せない電池の線引きを、JBRCと各社の公式ページで確認します。確認日は2026年10月9日です。
| 確認先 | 公式に書いてあること |
|---|---|
| ヤマダデンキ(御相談窓口) | 小型充電式蓄電池・ボタン型電池(SR・LR・PR)は店内の回収BOXへ。膨張した電池についての記載はなし |
| 一般社団法人JBRC | 解体された電池パック、破損電池、膨張や水濡れした電池、ハードケースに入っていないラミネートタイプの電池等は回収対象外。処分はメーカーまたは自治体に相談 |
| ケーズデンキ(ケーズホールディングス) | 破損・水濡れ・解体・膨張等の異常がある充電式電池は、JBRCの回収対象外のため回収できない。自治体または製造元に相談 |
| エディオン(よくあるご質問) | 破損や膨張等の異常がみられるモバイルバッテリーは回収できない |
| 環境省 | 家庭から出るリチウムイオン電池は、お住まいの市区町村のごみ捨てルールに従って捨てる |
バッテリー回収ボックスは膨張品でも使える?
膨張した電池は、回収BOXに入れられません。JBRCは協力店・協力自治体の検索ページで、膨張や水濡れした電池、破損電池、解体された電池パックなどを回収対象外と明記しています。
ヤマダデンキ公式は、小型充電式蓄電池を「店内の回収BOXにお入れください」と案内していますが、膨張した電池の扱いは書かれていません。膨らんだ電池を回収BOXに押し込まず、持ち込む前に店舗へ電話で確認してください。
▶ 膨張していないダイソンのバッテリーの出し方: 【ダイソンバッテリー処分】ヤマダ電機での正しい捨て方完全ガイド
膨張したリチウムイオン電池回収の注意点とは
膨張に気づいたら、使用と充電をやめ、強い力や熱を加えないことが基本です。消防庁の事務連絡(令和6年9月9日)に添えられた東京消防庁の注意喚起は、膨張などの異常がある場合は使用をやめ、製造事業者や販売店に相談するよう求めています。
NITE(製品評価技術基盤機構)は、膨らんだモバイルバッテリーについて、金属製の容器にふたをして密封する方法を紹介しています。万一発火したときに周囲への延焼を抑えるための置き方で、処分先が決まるまでの一時的な保管です。
膨らんでるバッテリーの捨て方は?やってはいけない行為
やってはいけないのは、力を加える・分解する・一般のごみに混ぜる・回収BOXに入れる・使い続ける、の5つです。それぞれ、公的機関や回収団体の案内に根拠があります。
| やってはいけないこと | 根拠 |
|---|---|
| 強い衝撃や圧力を加える(押し戻す・踏む・落とす) | 消防庁「強い衝撃や圧力を加えない。」/千代田区: 過度な力が加わると発熱・発火して危険 |
| 分解して電池を取り出す | 消防庁の事務連絡「むやみに分解しない」/JBRC: モバイルバッテリーは分解せず本体のまま回収 |
| 可燃ごみ・不燃ごみに混ぜて出す | 環境省: 強い衝撃や高温で発火に至ることがあり、廃棄物処理施設等で火災が発生している |
| 店頭の回収BOXに入れる | JBRC: 膨張した電池は回収対象外 |
| 使い続ける・充電する | 消防庁の事務連絡: 膨張などの異常がある場合は使用をやめる |
自分で処理しようとせず、膨らんだそのままの形で相談先に渡してください。スマートフォンに内蔵された電池も、無理に取り外さないでください。
膨張したバッテリーの処分費用はいくら?
膨張した電池の処分費用を一律に示した公的な資料はなく、金額は相談先ごとに確認が必要です。自治体の窓口への持ち込みやメーカーの回収は、自治体や会社によって条件が違います。
メーカーの例では、ドコモが2026年7月10日から、過去にドコモで購入したモバイルバッテリーの無料回収を全国のドコモショップで始めました。発表資料には、発煙・発火の症状がある場合などは断ることがあると書かれています。膨張した製品の扱いは書かれていないため、来店前に確認してください。
以前の本記事にあった「不用品回収業者は3,000円~8,000円程度」という金額は、出典を確認できなかったため削除しました。
膨張したバッテリー回収は店舗と自治体どちらが安全?
膨張した電池の相談先は、店舗の回収BOXではなく、メーカーか自治体です。JBRCは、回収対象外品の処分について「メーカーまたは自治体にご相談ください」と案内しています。
| 自治体の例 | 膨張した電池の出し方 |
|---|---|
| 東京都世田谷区(2026年8月7日更新) | 膨張・破損した充電式電池は不燃ごみに出さず、清掃事務所などの回収窓口へ直接持参する。事前連絡は不要 |
| 東京都千代田区(2025年4月25日更新) | 破損・露出・膨張したリチウムイオン電池は、出す前に千代田清掃事務所へ連絡する。通常の回収とは別に個別に回収 |
方法は自治体ごとに違うため、お住まいの市区町村の公式サイトで膨張した電池の出し方を調べるか、清掃事務所に電話してください。
【膨張したバッテリー処分】ヤマダ電機以外の方法と正しい対処


ここからは、モバイルバッテリーが膨らんだときの対処と、ヤマダデンキ以外の店舗・携帯ショップの公式の案内を整理します。
モバイルバッテリーが膨らんでしまった時の応急処置は?
膨らみに気づいたら、充電と使用をすぐにやめてください。NITEは、充電・使用中に異常を感じたらすぐに充電・使用を中止するよう呼びかけています。
置き場所は、NITEが紹介している「金属製の容器にふたをして密封する」方法が参考になります。煙や火が出たときは、離れて身の安全を確保し、119番通報してください。
膨らんだモバイルバッテリーの処分はどこに依頼する?
依頼先は、製品のメーカー(製造・輸入事業者)、買った販売店、お住まいの自治体の3つです。JBRCは対象外品の相談先をメーカーまたは自治体とし、消防庁の事務連絡は製造事業者や販売店への相談を挙げています。
● 製品や説明書に書かれたメーカーの窓口に、膨張した電池の回収方法を問い合わせる
● 自治体の公式サイトで、膨張・破損した電池の持ち込み窓口と、事前連絡が必要かを確認する
● 異常のないモバイルバッテリーは、分解せず本体のまま、JBRCの協力店・協力自治体へ(端子は透明なビニールテープで絶縁)
連絡先が分からない製品は、自治体の清掃事務所に状況を伝えて指示を受けてください。
エディオンやケーズデンキの対応
エディオンとケーズデンキは、膨張した電池を回収できないと公式に明記しています。ケーズデンキ(ケーズホールディングス)は、破損・水濡れ・解体・膨張等の異常がある充電式電池は回収できないとし、自治体または製造元への相談を案内しています。
エディオンは公式のよくあるご質問で、破損や膨張等の異常がみられるモバイルバッテリーは回収できないとしています。異常のないモバイルバッテリーも、回収できるかどうかは店舗によって違うため、事前に店舗へ連絡するよう案内されています。
処分はドコモでできる?
ドコモは、不要になった携帯電話本体・付属品・電池パックを無償で回収しています。2026年7月10日からは、過去にドコモで購入したモバイルバッテリーの無料回収も、全国のドコモショップで始まりました。
電池が膨れた状態について、ドコモは、強い衝撃や圧迫で発煙・発火・破裂に至る場合があると説明しています。無料回収の対象は過去にドコモが販売したモバイルバッテリーで、発煙・発火の症状がある場合などは断られることがあります。膨張した製品を受け付けるかは書かれていないため、来店前にショップへ確認してください。
膨らんだモバイルバッテリー回収業者を選ぶポイント

家庭の廃棄物を回収できるのは、市区町村の「一般廃棄物処理業の許可」を持つ業者か、市区町村から委託を受けた業者です。環境省は無許可の回収業者を利用しないよう呼びかけており、「産業廃棄物処理業の許可」や「古物商の許可」では家庭の廃棄物を回収できないと説明しています。
業者に頼む前に、お住まいの市区町村の許可や委託を受けているかを、自治体の窓口で確認してください。膨張した電池を扱えるかどうかも、依頼の前に聞いておく必要があります。
まとめ:【膨張したバッテリー処分】ヤマダ電機で迷わない判断基準
膨張したバッテリーは、ヤマダデンキを含む店頭の回収BOXには入れず、メーカーか自治体に相談して処分します。手順は次の4つです。
● 使用と充電をやめ、押したり分解したりしない
● 金属製の容器にふたをして密封する(NITE)。処分先が決まるまでの一時的な置き方
● メーカーの窓口か、自治体の清掃事務所に連絡する
● 一般のごみに混ぜない・店頭の回収BOXに入れない
迷ったときは、お住まいの市区町村のルールを優先してください。
📝 この記事のまとめ
● 膨張した電池はJBRCの回収対象外。ヤマダデンキなど店頭の回収BOXには入れない
● ケーズデンキとエディオンは、膨張した電池を回収できないと公式に明記している
● 相談先はメーカーか自治体。世田谷区は清掃事務所などへ直接持参、千代田区は清掃事務所へ連絡すると個別に回収
● 使用と充電をやめ、力を加えない・分解しない。保管は金属製の容器にふたをする(NITE)
📚 参考文献・出典
・モバイルバッテリーの回収は行ってもらえますか?(エディオン よくあるご質問)
・廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないでください!(環境省)
・リチウムイオン蓄電池からの火災に対する注意喚起について(令和6年9月9日 消防庁予防課 事務連絡)
・モバイルバッテリー「5.異常発生時の対処」(NITE 製品評価技術基盤機構)
・「リチウムイオン電池搭載製品」の火災事故を防ぐ3つのポイント(NITE 製品評価技術基盤機構)
・リチウムイオン電池の廃棄について改めて周知します(千代田区)
・リチウムイオン電池の適切な処理方法について(NTTドコモ)
・「準固体モバイルバッテリー01M」を発売~不要となったモバイルバッテリーの無料回収も開始~(NTTドコモ 2026年7月10日)

