韓国旅行前に「薬の持ち込みは禁止なの?」と不安を感じる人は多いですが、実際には薬の種類と成分によって判断が異なります。この記事では、知恵袋でよく見られる疑問を整理しながら、薬ごとの正確な持ち込みルールと安全な準備方法をわかりやすく解説します。

韓国は薬の持ち込みが全部禁止って本当ですか?風邪薬も持っていけないんでしょうか?

全面禁止ではなく、禁止成分が含まれているかどうかで判断が変わります。コデインやジヒドロコデインを含む咳止め、2025年4月以降はEVEなど一部鎮痛剤も持ち込み禁止になったので、成分の事前確認が必須です。
📌 この記事のポイント
● 韓国への薬の持ち込みは全面禁止ではなく、コデイン・ジヒドロコデインなど特定成分が対象
● 2025年4月以降、EVEに含まれるアリルイソプロピルアセチル尿素も規制対象に追加
● カロナール・ロキソニンSは現時点で持ち込み可能だが、ロキソニンSプレミアムは禁止
● 処方薬は英語または韓国語の処方箋・診断書を準備し、元のパッケージのまま持参する
韓国は薬の持ち込み禁止という知恵袋で多い疑問と基礎知識


知恵袋では「全部ダメ」という誤情報も多いです。実際には成分ごとに判断が分かれるので、まず薬の種類別に整理していきましょう。
持ち込みが制限されている薬にはどんな種類がある?
韓国への持ち込みが制限される薬は、コデイン・ジヒドロコデイン・デキストロメトルファンなどの麻薬類成分を含む製品が主な対象です。これらは韓国の薬事法上、麻薬類として分類されており、許可なく国内に持ち込むことが禁じられています。
具体的には、メジコンせき止め錠Pro・新コンタックせき止めダブル持続性・パブロンせき止めトリプル錠など、咳止め系の市販薬の多くが該当します。また、2025年4月以降は頭痛薬「イブ(EVE)」に含まれるアリルイソプロピルアセチル尿素も向精神薬として規制対象に追加されました。一方、ビタミン剤や整腸剤のような一般的な市販薬は基本的に持ち込み可能です。ただし、量が多すぎると商業目的と疑われるため、旅行期間分の必要最低限の量にとどめることが大切です。
● コデイン・ジヒドロコデイン含有の咳止め薬(パブロン、コンタック等)
● デキストロメトルファン含有の風邪薬
● アリルイソプロピルアセチル尿素含有の鎮痛剤(EVE、ロキソニンSプレミアム等)
禁止成分はどこで確認すれば安心?
最も確実な確認方法は、韓国食品医薬品安全処(MFDS)の公式サイトや、韓国大使館・領事館のウェブサイトで最新情報を確認することです。インターネット上の知恵袋や個人ブログの情報は更新が遅れるケースがあり、実際の規制と異なる場合があるため、参考程度にとどめるべきです。
具体的な手順としては、まず持参予定の薬の添付文書で成分名を確認し、次に公式サイトで規制対象リストと照合します。不安な場合は日本の医師・薬剤師に相談したうえで、英語表記の成分名も把握しておくと税関でのやり取りがスムーズになります。
| 確認方法 | ポイント |
|---|---|
| MFDS公式サイト確認 | 最新ルールを直接把握できる |
| 医師・薬剤師に相談 | 成分名を正確に把握できる |
| 英語名を控えておく | 税関コミュニケーションがスムーズ |
旅行時に処方薬を持参する場合の基本ルール

処方薬を持参する際は、英語または韓国語で記載された処方箋・医師の診断書を必ず用意することが原則です。日本語のみの書類では韓国の税関担当者が内容を確認できないため、出国前に医療機関で英語表記の書類を発行してもらうことをお勧めします。
薬は元のパッケージのまま持参し、旅行日数分に相当する量(最大3ヶ月分)を上限の目安にします。麻薬類・向精神薬に分類される処方薬を持ち込む場合は、韓国食品医薬品安全処(MFDS)への事前許可申請が必須です。申請なしで持ち込むと没収・罰則の対象になる可能性があります。
● 処方箋・診断書は英語または韓国語で準備する
● 元のパッケージのまま持参し、必要最小限の量に抑える
● 麻薬類・向精神薬に該当する場合はMFDSへの事前許可が必要
風邪薬は持ち込みできる?注意されやすいポイント
市販の風邪薬は成分によって持ち込みの可否が異なり、コデイン・ジヒドロコデインを含まないルルアタックFXaやパブロンLX・パブロン50などは現時点で持ち込み可能です。一方で、コデインやジヒドロコデインが配合されているパブロンせき止め系・コンタックせき止め系は持ち込み禁止となっています。
注意が必要なのは、総合風邪薬でも「せき止め」効果を強調した製品には規制成分が含まれているケースが多い点です。旅行前に必ず添付文書で成分を確認し、元のパッケージのまま持参することでトラブルを防げます。パッケージから取り出した状態で持ち込むと税関で内容物が不明とみなされるため、特に注意が必要です。
カロナールは申告が必要になる?
カロナール(成分名:アセトアミノフェン)は、韓国の規制成分に該当しないため、現時点では申告なしで持ち込み可能です。市販のカロナールAも医師処方のカロナールも同様の扱いとなります。
ただし、大量に持ち込む場合や商業目的と疑われる量の場合は確認が入る可能性があります。旅行日数分の個人使用量(目安として1日分×旅行日数)に収め、元のパッケージのまま保管しておくことで、税関でのやり取りが最小限に抑えられます。
ロキソニンは持参しても問題ない?実際の判断基準
ロキソニンは商品によって持ち込みの可否が分かれており、ロキソニンS・ロキソニンSプラスは現時点で持ち込み可能ですが、ロキソニンSプレミアムは持ち込み禁止です。ロキソニンSプレミアムにはアリルイソプロピルアセチル尿素が含まれており、この成分が2025年4月より韓国で向精神薬として規制対象になったためです。
同じ「ロキソニン」ブランドでも中身が異なるため、製品名だけでなく成分表を必ず確認する習慣が重要です。旅行前に薬局の薬剤師に「この薬に規制成分は含まれていますか?」と直接確認するのが最も確実な方法です。
| 製品名 | 持ち込み可否 |
|---|---|
| ロキソニンS・ロキソニンSプラス | 現時点で持ち込み可 |
| ロキソニンSプレミアム | 禁止(アリルイソプロピルアセチル尿素含有) |
韓国は薬の持ち込み禁止という知恵袋の疑問を踏まえた正しい持ち込み方法


「問題ないと思っていた」では取り返しがつかないケースもあります。持参する薬は事前に一つひとつ成分確認し、書類の準備もセットで進めましょう。
薬は預け荷物と機内持ち込みのどちらが安全?
基本的には機内持ち込み(手荷物)で携帯するほうが安全です。預け荷物は温度変化や紛失リスクがあり、必要なときにすぐ取り出せないデメリットもあります。ただし、液体タイプの薬は機内持ち込みの液体制限(容器100ml以下)の対象となるため、確認が必要です。
機内持ち込みで薬を持参する場合は、元のパッケージごと保安検査場に提示できる状態にしておき、処方薬については処方箋のコピーも一緒に収納しておくと安心です。審査官に内容を質問されたときに即座に書類を提示できるかどうかが、スムーズな通過の鍵になります。
酔い止め薬は問題なく持ち込める?
一般的な酔い止め薬(トラベルミン等)は、ジフェンヒドラミン塩酸塩やジメンヒドリナートを主成分としており、現時点では韓国の規制対象成分に含まれていないため持ち込み可能です。市販品であれば通常、元のパッケージのまま持参するだけで問題ありません。
ただし、酔い止めに睡眠導入効果を加えた製品には、規制成分が含まれているケースもあります。購入前に添付文書の成分欄を確認し、不明な成分があれば薬剤師に相談することをお勧めします。
事前に確認しておきたい持ち込み不可の薬の見分け方

持ち込み不可の薬を見分ける3つのポイントは「成分名」「分類」「数量」です。具体的には以下の手順で確認しましょう。
● 添付文書で成分名を確認(コデイン・ジヒドロコデイン・アリルイソプロピルアセチル尿素等)
● 医師・薬剤師に英語の成分名も確認してもらう
● 旅行日数分の必要量のみ持参し、元のパッケージを保持する
薬を海外に持ち込む際によくある誤解
「日本で合法だから韓国でも問題ない」という考えは誤りです。日本と韓国では薬事法の基準が異なり、日本で普通に購入できる市販薬でも韓国では規制対象になる場合があります。知恵袋などで「大丈夫だった」という体験談があっても、それは過去の情報である可能性が高く、2025年以降に規制が強化されたケースもあります。
また、「少量なら申告不要」という誤解も危険です。成分が規制対象であれば量に関わらず持ち込み禁止となるため、成分の確認を省略するのは絶対に避けるべきです。
キャリーケースに入れる際の注意点とは
キャリーケースに薬を収納する際は、元のパッケージのまま、他の荷物と混在させずに一か所にまとめて入れることが基本です。バラバラに入れると税関検査で内容物の確認が難しくなり、不必要なトラブルを招く可能性があります。
処方薬は処方箋のコピーと一緒にジッパー付き袋などにまとめておくと、検査時に提示しやすくなります。必要量のみを携帯し、余分な薬は日本に置いていくことが、トラブル回避の基本です。
トラブルを避けるために準備しておく書類や対策
最も確実な対策は、処方箋のコピーや医師の診断書(英語または韓国語)を事前に用意しておくことです。特に持病で継続的に服用している薬がある場合は、渡航前に主治医に相談して英語の書類を発行してもらいましょう。
以下の書類をまとめて準備しておくと、万が一税関で確認が入った際も対応できます。
| 書類 | 目的 |
|---|---|
| 処方箋コピー(英語) | 内容物の証明 |
| 診断書(処方薬用) | 治療目的の証明 |
| 薬の添付文書 | 成分確認への対応 |
まとめ:韓国は薬の持ち込み禁止という知恵袋の情報を正しく理解するポイント
韓国への薬の持ち込み禁止という情報は、「全面禁止」ではなく「特定成分が禁止」というのが正確な理解です。知恵袋の情報だけで判断するのではなく、成分を直接確認し、公式機関で最新ルールを把握したうえで準備を進めることが安全な旅行への近道です。
カロナールやロキソニンS・ロキソニンSプラスは現時点で持ち込み可能ですが、ロキソニンSプレミアムやEVE(イブ)は禁止対象であることを忘れないようにしましょう。必要書類を揃えて、元のパッケージのまま正しく持参することが、トラブルを防ぐ最善策です。
📝 この記事のまとめ
● 韓国への薬の持ち込みは全面禁止ではなく、コデイン・ジヒドロコデイン・アリルイソプロピルアセチル尿素など特定成分が対象
● カロナール・ロキソニンS・ロキソニンSプラスは現時点で持ち込み可能、EVEとロキソニンSプレミアムは禁止
● 処方薬は英語または韓国語の処方箋・診断書を用意し、元のパッケージのまま持参する
● 出発前に添付文書で成分確認し、不明な点は薬剤師や公式機関で必ず確認する

