パソコン引越しソフトはいらない?不要な理由と失敗しない移行方法

パソコン引越しソフトはいらない?不要な理由と失敗しない移行方法

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パソコン引越しソフトは、写真や書類などのデータを移すだけなら、買わなくても移行できます。Windowsに標準で入っている「Windows バックアップ」とOneDrive、ブラウザの同期機能を使えば、無料で新しいパソコンへ引き継げます。

悩見有造
悩見有造

パソコンを買い替えるのですが、引越しソフトを買わないとデータの移行に失敗しますか?

編集長
編集長

データと設定はWindowsの標準機能で移せるので、必須ではありません。アプリ本体は標準機能でも市販ソフトでも入れ直しが基本、と覚えておくと判断しやすいですよ。

📌 この記事のポイント

● 写真・書類・設定は「Windows バックアップ」とOneDriveで移せる

● アプリ本体は移らない。新しいパソコンで入れ直すのが基本

● Officeは、Microsoft 365ならサインインし直すだけで使える

● 無料の引越しソフトにはデータ量とアプリ数の上限がある

パソコン引越しソフトがいらないと言われる理由と基礎知識

パソコン引越しソフトがいらないと言われる理由と基礎知識

編集長
編集長

まずは、引越しソフトの役割と、Windowsの標準機能でどこまでできるのかを整理します。

引っ越しソフトとは何ですか?役割と仕組みを解説

引越しソフトは、古いパソコンのデータ・設定・一部のアプリを、新しいパソコンへまとめてコピーする市販のソフトです。AIデータの「ファイナルパソコン引越し」や、EaseUSの「EaseUS Todo PCTrans」などが販売されています。

同じ役割の機能はWindowsにも入っています。Microsoftの公式サイトでは、「Windows バックアップ」でファイルやほとんどの設定とアプリを新しいWindows 11のパソコンに転送できると案内されています。

市販ソフトの価値は「標準機能では移らないものを、どこまで手間なく移せるか」にあるため、移したい物を先に書き出すと必要かどうかが分かります。

初心者が勘違いしやすいポイント

いちばん多い勘違いは、「引越しソフトがないとデータを移せない」「使えばアプリも全部そのまま動く」の2つです。データはUSBメモリや外付けドライブへのコピーでも移せますし、アプリを移せるかどうかは製品と対応アプリによって違います。

● ソフトがなくても、データは標準機能やコピーで移せる

● アプリは入れ直しとライセンスの再認証が基本

● 保存したパスワードは、ブラウザの同期を使わないと引き継がれない

どの方法でも、移行が終わるまで古いパソコンのデータを消さないことが失敗を防ぐ決め手になります。

パソコン引越しソフトで何ができますか?できること・できないこと

パソコン引越しソフトで何ができますか?できること・できないこと

標準機能と市販ソフトの違いは、アプリ本体を移せるかどうかです。Microsoftの公式ページによると、Windows バックアップで復元されるのはアプリの一覧で、新しいパソコンで初めて開いたときに一部のアプリがMicrosoft Storeから入れ直されます。

移したい物Windows標準(Windows バックアップ・OneDrive)市販の引越しソフト
写真・書類などのファイル○(OneDriveの容量内)○
壁紙などの設定○(ほとんどの設定)○(製品による)
アプリ本体△ 一覧を復元。Store以外は提供元から入れ直す△ 製品と対応アプリによる
ブラウザのお気に入り・パスワードブラウザの同期で引き継ぐ製品による

アプリによっては、元の提供元から手動で入れ直す必要がある場合があると公式に書かれています。市販ソフトを買う前に、移したいアプリが対応しているかをメーカーの公式ページで確認してください。

Windows11に引っ越した場合、アプリは引っ越しできる?

Windows 11へ移っても、アプリは新しいパソコンで入れ直すのが基本です。Windows バックアップではアプリの一覧が引き継がれ、Microsoft Storeのアプリは開いたときに再インストールされます。

Windows 10は2025年10月14日にサポートが終了しました。Microsoftの公式ページでは、個人向けの拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)は2027年10月12日にプログラムが終了すると案内されています(2026年10月時点の表示)。

買い替えを先に延ばす場合も、ESUは新機能や技術サポートが付かない延長措置なので、移行の準備は早めに進めておくと安心です。

PCを買い替えたらOfficeは使えなくなる?

Officeは買い替えても使えますが、手順は契約の種類で変わります。Microsoft 365(サブスクリプション)は、新しいパソコンにインストールして同じMicrosoftアカウントでサインインすれば使え、同時にサインインできるのは5台までです。

Officeの種類新しいパソコンで使う方法
Microsoft 365(サブスク)インストールして同じアカウントでサインイン。同時サインインは5台まで
Office 2024・2021(買い切り)自分の別のパソコンへ移せる。90日に1回まで。古いパソコンからは削除する
パソコンに最初から入っていたOfficeライセンス条項で確認する(買い切り版と扱いが違うことがある)

買い切り版のOffice 2024・2021について、Microsoftは別のパソコンへの移行は90日に1回まで(故障の場合を除く)と案内しています。どの種類かは、Officeアプリの[ファイル]→[アカウント]に表示される製品名で確認できます。

パソコン引越しソフトがいらない人向けの現実的な移行方法

パソコン引越しソフトがいらない人向けの現実的な移行方法

編集長
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ここからは、ソフトを買わずに移行する手順を、準備・データ・設定・有料ソフトの順に説明します。

PCのデータ移行に必要なものは何?最低限の準備

用意するものは、Microsoftアカウント・インターネット接続・データの保存先の3つです。保存先はOneDriveか、外付けのSSD・ハードディスク・USBメモリから選びます。

OneDriveは無料のアカウントで5GBまで使えます。5GBを超えるデータは、容量を追加するか外付けドライブにコピーして移します。

● Microsoftアカウント(新旧のパソコンで同じものを使う)

● インターネット接続

● OneDrive、または外付けのSSD・ハードディスク・USBメモリ

● 移す物のメモ(デスクトップ、ドキュメント、写真、アプリの一覧)

windows10から安全に移行する手順

Windows 10からの移行は、古いパソコンでバックアップ → 新しいパソコンの初期設定で同じアカウントにサインインの流れで進めます。復元の機能は、Windows 11のバージョン22H2以降で使えます。

● 1. 古いパソコンをWindows Updateで最新の状態にする

● 2. 「Windows バックアップ」を開き、フォルダー・設定・アプリの一覧をバックアップする

● 3. 新しいパソコンの初回セットアップで、同じMicrosoftアカウントでサインインする

● 4. 画面の案内に従ってバックアップから復元する

● 5. ファイルが開けるか確認し、足りないアプリを入れ直す

同じWi-FiやLANにつないだ2台をペアリングして転送する機能(PC間転送)については、Microsoftのサポートページに「この機能は使用できなくなりました」と表示され、Windows バックアップと復元を使うよう案内されています(2026年10月時点)。復元が終わってファイルを確認するまで、古いパソコンは初期化しないでください。

無料で使えるパソコン引越しの方法とソフト

無料で済ませるなら、Windows バックアップ(OneDrive 5GBまで)と外付けドライブへのコピーの組み合わせが基本です。市販ソフトの無料版も選べますが、移せる量に上限があります。

方法無料でできる範囲向いている人
Windows バックアップ+OneDriveファイルは5GBまで。設定とアプリの一覧データが少ない人
外付けドライブへコピードライブの容量まで写真や動画が多い人
EaseUS Todo PCTrans Freeデータ2GB以内・アプリ5個以内少数のアプリを試しに移したい人

EaseUSの公式サイトでは、無料版は「データを転送可能(2GB以内)」「プログラムを転送可能(5個以内)」とされ、有料版でこの制限がなくなります。有料版を買う前に、無料の方法で足りるかを先に試すと出費を抑えられます。

お気に入りや設定を引き継ぐ方法

お気に入りや設定を引き継ぐ方法

お気に入りやパスワードは、ブラウザにサインインして同期をオンにするだけで引き継げます。Microsoft Edgeは、サインインするとお気に入り・パスワード・履歴・拡張機能・設定などが同期されます。

ブラウザ使うアカウント公式に同期されるとされている主な項目
Microsoft EdgeMicrosoftアカウントお気に入り、パスワード、履歴、拡張機能、設定、開いているタブ
Google ChromeGoogleアカウントブックマーク、パスワード、その他の設定

古いパソコンで同期がオンになっているかを先に確認し、新しいパソコンで同じアカウントにサインインします。共用のパソコンでは同期をオンにしないよう注意してください。

パソコンの有料ソフトを移行するにはどうすればいい?

有料ソフトは、新しいパソコンに入れ直して、ライセンスを認証し直すのが基本です。年賀状ソフトや会計ソフトのようにデータを持つソフトは、古いパソコンでデータを書き出してから移します。

● 1. ソフト名・バージョン・シリアル番号(またはログイン情報)を控える

● 2. ソフトの「バックアップ」「書き出し」でデータを保存する

● 3. 必要なら古いパソコンでライセンスの解除(認証解除)をする

● 4. 新しいパソコンに公式サイトから入れ直し、認証する

● 5. 保存したデータを読み込む

インストールできる台数や移行の回数はソフトごとに決まっています。認証解除が必要なソフトを古いパソコンから消す前に、メーカーの公式FAQで手順を確認してください。

まとめ:パソコン引越しソフトがいらないケースと正しい判断基準

引越しソフトがいらないのは、移したい物が写真・書類・ブラウザの設定で、アプリは入れ直せる人です。この場合はWindows バックアップとOneDrive、ブラウザの同期で足ります。

入れ直しが難しいアプリが多い人や、複数台をまとめて移す人は、市販ソフトを検討する価値があります。買う前に、移したいアプリが対応しているかをメーカーの公式ページで確認してください。

状況判断
データと設定だけ移したいいらない(標準機能で足りる)
写真や動画が5GBを大きく超えるいらない(外付けドライブにコピー)
インストール元が手元にないアプリが多い市販ソフトを検討
会社のパソコンを何台も移す法人向け製品や専門業者を検討

📝 この記事のまとめ

● データと設定だけなら引越しソフトはいらない。Windows バックアップとOneDriveで移せる

● アプリ本体は移らないので、新しいパソコンで入れ直す

● Officeは種類で手順が違う。買い切りの2024・2021は90日に1回まで別のパソコンへ移せる

● 無料版ソフトは上限あり。EaseUS Todo PCTrans Freeはデータ2GB・アプリ5個まで

📚 参考文献・出典

・Windows バックアップ:ファイルをバックアップして、デバイス間で転送する方法(Microsoft)

・ファイルと設定を新しい Windows PC に転送する(Microsoft サポート)

・Windows 10 拡張セキュリティ更新プログラム(Microsoft)

・Microsoft 365 または Office 2024 をダウンロードしてインストール、または再インストールする(Microsoft サポート)

・Transfer your Office license to another device or another person(Microsoft サポート)

・サインインし、デバイス間で Microsoft Edge を同期する(Microsoft サポート)

・Chrome にログインする(Google Chrome ヘルプ)

・EaseUS Todo PCTrans Free(EaseUS)

・ファイナルパソコン引越し(AIデータ)